Live A Berry

 朱志香 右代宮・現在20代目~がお送りする、 ゼーン大陸物語のプレイ日記。 ゲーム内画像の著作権は(株)アルティに帰属します。 ネタバレ等の配慮はしておりません。あしからず。 日記と関係のないコメントは、見つけ次第削除いたします。よろしく。
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ようやく成人したその日。

仕事は適当に放り出して、俺は雅をデートに誘った。


今年は、彼女の大好きなラスゴウの『フェンベル森林公園』が開園している、と聞いたからだ。


そのことを告げて、行こう、と手を差し出すと、雅は嬉しそうに微笑んで、俺の手を握った。



雅より、少し誕生日が遅い俺。


指折り数えて待っていた、今年の誕生日。



―――ようやく、結婚を申し込める。






森林公園に着くと、雅は手を離して、深呼吸をした。


柔らかくて、清々しい空気。
俺も胸いっぱいに、その空気を吸い込んだ。



「はぁ…訓練で疲れた体に沁みますわぁ…」


目の前の大きな木を見上げて、雅が呟く。



「まったくだなぁ…」


俺も同じように木を見上げて、溜め息をつく。



「…あ、そうだ雅」
「ん?なんです?」


ふと、ポケットの中の物の存在を思いだして声をかけると、雅が目線をこちらにうつした。


「これ、プレゼント」
「…わぁ!ディアッカさま、これ…」


金の卵。

いつもいつも貰ってばかりだから申し訳なくて、地螺で工房に張り付いて作ったそれを差し出すと、雅の笑顔が、ぱっと輝いた。


「俺、貰ってばっかだからさ…ありがとうな、いつも」


そう言うと、気にしなくてもいいのに、といって少し苦笑して、でも、手の中の贈り物を見て、嬉しそうに微笑んだ。



「……喜んでもらえたみたいでよかった」
「そりゃ、嬉しいですわ?」


幼い頃と変わらない、だけどびっくりするほど美しくなった雅が、俺を見上げてふわりと微笑む。


その美しい横顔を見つめて、俺は、この日まで温め続けた想いを、そっと言葉にした。


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プロフィール

朱志香 右代宮

Author:朱志香 右代宮
~現在二十代目~

武術:ルース魔法師団・ナーイ拳術師団・武功門(たまにリズリー戦士団)
仕事:カツーリ協会


~中の人~
ゲームと読書が大好きな2児の母。

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