Live A Berry

 朱志香 右代宮・現在20代目~がお送りする、 ゼーン大陸物語のプレイ日記。 ゲーム内画像の著作権は(株)アルティに帰属します。 ネタバレ等の配慮はしておりません。あしからず。 日記と関係のないコメントは、見つけ次第削除いたします。よろしく。
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「…雅」
「…?なんですの?」

「結婚、しよう」



俺の言葉に、雅の瞳が驚きに見開かれる。


「…っ!?き、急ですわ、ね」


「やっと成人したからな」

前にも言ったが俺は、幼馴染みの中でも生まれが遅い方だ。


コウと義姉さんと雅に到っては同じ年の同じ日に生まれているから、俺は、いつもちょっとだけ置いてきぼりをくらう。


雅は気にしたことなんてない、と言ってくれるが、俺にとって、死活問題とまでいかないが、成長段階において、ちょっと寂しいものがあったのだ。




「遅ればせながら…お誕生日おめでとうございますの」


雅が再び微笑んで、そう言った。


……笑顔が少し、悩んでる。


…何を悩む。
…何故悩む。
…やっぱ頼りないか、俺。


そんなことを思いながら俺は雅の、調薬続きで荒れてしまった、細い手を取った。


俺を導いてくれる、柔らかい、温かい手。

疲れを癒す薬を造る、誇らしい手。

俺を抱き締めて、流れる涙を拭ってくれる、優しい手。

……俺は少しでも、この手の支えになれるだろうか。


手を握り締めたまま黙りこんだ俺を、雅が不思議そうに見つめてくる。



「愛してる。この先の生涯をかけて、誓う。…俺、こんなで、たよりないけど」


俺が言うと、雅は少し、困ったように微笑んだ。
「頼りないなんてことは、ありませんけれど…でも、本当に…いいんですの?仕事が、ございますわよ?」
「仕事なんて…全然平気だ。いつでも手伝うさ。微力かもしれないけど、雅の支えになれるなら。俺の手で出来ることなら、いくらでも手伝う」

ほっとくとボケッとして話聞いてなくて、また怒られるかもしれないけどなぁ…と肩を落として呟くと、雅は笑った。


笑い事じゃない。
これは、死活問題だ…

肩を落としたまま、小さく溜め息をつく。


そんな俺を見つめ、雅は俺の一番好きな、満面の笑みを浮かべ、言った。



「馬鹿ですわね、ディアッカさま…ご自分からこんな道に飛び込んでこられるなんて……でも…嬉しゅうございますわ…」


温かい手が、俺の手を握りかえす。


「…仕事も雅も、みんな受け止めるから。俺は、雅が居れば、大丈夫。どんなことだって、乗り越えていける。」


そこまで言って一息つき、目を閉じてうつ向き、小さく息を吸い込んでから、顔をあげ、雅をまっすぐに見つめた。


「…雅だけを、愛してる。一生離さない。誓うよ。……結婚しよう」


雅の頬が、朱に染まる。

だけど、瞳はどこまでもまっすぐに、俺をみてくれている。


可愛くて芯の強い、大切な、大好きな、雅。


「……不束者ではございますが、末永く宜しくお願いいたします」



雅はそう言って微笑んだ。
俺も笑って、答えた。



「俺の方こそ、こんなだけど…これからもずっと、よろしくな。」


「…はい!」




はっきりと答えてくれた雅が、
ひとつ深呼吸をして、俺に、告げた。



「ディアッカ様、雅と結婚してくださいませ」



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コメント

やーん (〃ノ∇ノ)
素敵SS!
ゼーンの世界はそろそろ引継ぎ準備だろうけど
いつまでもラブラブな夫婦でいてね!
ひー>

ほんとにそろそろ引継ぎの頃にコメントですまん・・・


いつまでも、昔の楓さんに負けないほど鈍い俺でアレなんだけどな。。。

でも、ひーたちには負けないラヴ夫婦だ!!
息子と娘もよろしくな!!

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プロフィール

朱志香 右代宮

Author:朱志香 右代宮
~現在二十代目~

武術:ルース魔法師団・ナーイ拳術師団・武功門(たまにリズリー戦士団)
仕事:カツーリ協会


~中の人~
ゲームと読書が大好きな2児の母。

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